《曲目解説》
このコンサートシリーズは、だいたい2〜3ヶ月前にタイトルや内容を決めながら、59回まで漕ぎ着けたわけですが、今回はその直後に各地での演奏会が決まっていたので、いわゆるリサイタルプログラムのようになるだろうから「ア・ラ・カルト」というタイトルにしていたのでした。「ア・ラ・カルト」というのは「在庫表にあるものはなんでもどうぞ!」というような意味なのだそうですが、「いろいろな曲を弾きますよ!」というつもりでこのタイトルにしたわけです。ところが実際に曲目を考えていくと、どうしても一人の作曲家について、ほかの曲も弾きたくなってしまい、結局今日は7人の作曲家の作品しか演奏しないことになってしまいました。特にタレガと武満さんは私の大好きな作曲家で、1曲だけだとなんだか物足りなくなって、タレガは結局小品を8曲、武満さんは編曲作品と私の編曲を含めて6曲弾きます。これで、2人の大作曲家の大きな「世界」が少しは垣間見えるかな・・・、という気がしています。
ところが来月のタイトルを決めることが出来ずにおります。困っています。実は今日の演奏会を終わって国内何か初夏で演奏会をやって京都に帰ってくると、翌日には中国は行かなければなりません。上海と杭州というところでレッスンと演奏会をして11月19日に帰国すると次の日が、このコンサートシリーズの第60回と言うわけです。どうしようか、老酒を飲みながら考えることにします。決まり次第、ホームページに発表しますので来月もお越し下さい!
(藤井眞吾/2011年10月20日)
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