《曲目解説》
武満 徹さんが亡くなられて、もう10年以上の月日が経ちました。今日は武満さんの作品の中でも、最も私が好きな「小さな空」という歌を、私自身がギター独奏に編曲してお聞き頂きます。武満さん自身が書かれた歌詞と一緒にお聞きください。
(藤井眞吾/2011年5月21日)
小さな空
作詞:武満徹
青空みたら
綿のような雲が
悲しみをのせて
飛んでいった
いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした
夕空みたら
教会の窓の
ステンドグラスが
眞赫に燃えてた
いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした
夜空をみたら
小さな星が
涙のように
光っていた
いたずらが過ぎて
叱られて泣いた
子供の頃を憶いだした
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