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ESSAY

藤井眞吾のエッセイ《FORESTHILL NEWS》

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FORESTHILL NEWS

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藤井眞吾 エッセイ vol.8
簡単料理

 子供の頃から料理が好きで、ちょっと科学の実験のような面白さもあって、また「うん、これは美味しいね」というお世辞と分かっていても、そう言われるのが好きで、未だに家族には「斬新」と評される料理を日夜開発している。最近の発明品からいくつかご紹介します。

(1)美味しいインスタントラーメン
 料理をする暇が無いときのためにインスタントラーメンを買い置くことがあります。大概味はひどいものです。でも鍋を火にかけ湯を沸かすとき、乾燥椎茸を一箇入れておくと、別物のように美味しくなります。当たり前ですが・・・。

(2)腰のある焼きそば
  市販の焼きそば麺はたいてい、クニュクニュしていて麺の腰がありません。また手近に麺の買い置きが無い場合などは、スパゲティーの麺で十分代用出来ます。フライパンに油をひいて、刻んだニンニクを軽く傷め、肉があるなら肉を、あとは適当にタマネギ、キャベツ、細切り人参、椎茸や今流行のエリンギ等、野菜を入れます。軽く火が通ったら、スパゲティーを茹でていた湯をお玉で軽くすくってフライパンに入れます。この時同時に「和風カツオだしの素」を少し加え、あとは固茹でした(アルデンテ)スパゲティを、そしてフライパンの周辺に醤油をさっと廻しがけ。「和風スパゲッティー」と呼んでも構いません、ともかく「いけます」!

(3)簡単炊き込みご飯
  冷蔵庫に残りご飯がたまってきたら、是非それを利用して「簡単炊き込みご飯」にしましょう。大きめのどんぶりにご飯を入れます。醤油大サジ二杯くらい、お酒、塩少々、砂糖こさじ一杯、だしの素少々、ご飯にぶっかけます。あとは「具」。お好みで、細かい角切りの野菜(人参、椎茸、タケノコ、etc.)何でも良いです。もし牛肉、鳥肉などの残りがあったら、適当に切って、先にご飯の下に入れておきます。蓋をして電子レンジで、5分から8分、加熱します。「汁」の水気が無くなれば「良い加減」だと言うことです。具をご飯と良く混ぜて出来上がり。

(4)美味しい炒飯
  炒飯は人によって色々好みがあります。でもこれは誰もが「旨い!」と言うはずです。冷蔵庫に「鳥肉」が残っていたら、その皮を剥いで、細かく切って炒飯に使って下さい。とてもいい味がでます。中華鍋をあらかじめ加熱。油を引いて、暖まったらニンニクを。10秒ほど経ってから、きざんだ鳥の皮を入れ、十分に炒めます。カリカリした感じになってきたら、溶き卵、を入れ素早くご飯をぶち込みます。ご飯の粒ひとつひとつに卵がからむように、良くかき混ぜます。この時「へら」などよりは「おタマ」でご飯を中華鍋に押し付けるようにしながら炒めていくと、かえって「フワッ」「サクサク」に仕上がります。火を止める直前に、醤油を少々鍋の周辺に廻しがけ。これで香ばしい「鳥皮炒飯」の出来上がりです。ネギなどを添えても宜しいかと。

 以上「食い物」ネタでした。

 

FORESTHILL NEWS
no.63 (2006.9.24)