2005年3月29日

藤井眞吾様

ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?しばらくホームページのアップが無かったので、これはきっと「リサイタルが近くなって、気合が入ってきたからインターネットどころでは無いに違いない・・・」と、思っていた矢先に模様替えがでした。

リサイタルのプログラム、ネット上で拝見しました。硬軟取り混ぜた渋いプログラムで、聴きに行けないのがとても悔しいです。藤井さんのプログラムはいつも個性的ですね。昔仙台での演奏会でも、当時では珍しかった「黒いデカメロン」やOハントの「ガルーダ」など、演奏もさることながら、ユニークなプログラムが印象に残っています。今回のリサイタルも、頑張って下さい!!

こちらは、一昨日よりサマータイムに換わり、日も長くなってすっかり春めいてきました。昨日は近くの森へ「行者ニンニク」をとりに行ってきました。藤井さんは北海道出身ですから行者ニンニクはご存知ですよね(東京出身の私の妻は知りませんでした)。ドイツにも行者ニンニクは存在したのです(ドイツに4年以上居て今まで気が付きませんでした)!こちらではBaerlauch(熊のネギ)と呼ぶのだそうです。こちらではニラのような匂いのきつい野菜が中々手に入らないので、久々にこの手の野菜を堪能しました。

日本では行者ニンニクは卵とじにしたりおひたしにして食べていましたが、こちらでは胡桃、松の実などのナッツ類とオリーブオイルと一緒にペースト状にしてパスタにからめて食べたり、他の香草(パセリ、ワケギ等)と一緒に刻んでクリームチーズとクワークと呼ばれるドイツ風のヨーグルトに混ぜてパンにつけて食べるそうです。

2週間ほど前に、ベルギーのアントワープでラファエラ スミッツのコンサートを聴いて来ました。と言っても、彼女のソロリサイタルではなくフラメンコのホセ トラールと歌、ギターのディレク ファン エスブレークと一緒に、’'La Gitarra'という名の異なったスタイルのギタリスト達との競演でした。ファンエスブレークがロルカや南米の歌を他のギタリストの伴奏で歌い、その合間にスミッツやトラールのソロが挟まれていました。スミッツのソロは「アルフォンシーナと海」「狐火の踊り(ファリャ)」「粉屋の踊り(ファリャ)」など数曲だけでしたが、美しい音色と繊細な演奏で「さすが!」でした(僕にとっては、これが彼女の演奏を聴く最初の機会でしたので)。ただ3人一緒の演奏になると、逆に彼女の繊細な音色のコントロールが他の二人より際立ってしまい、ちょっと違和感があったのも否めません。他の2人も決して拙いギタリストではなかったのですが・・・。素晴らしかった半面、今度は彼女のソロをしっかりと聴きたいという欲求に駆られるようなコンサートでした。

コンサートがあったのが3月13日でしたが、よく考えてみると京都でのコンサートが3月9日にあったのですよね。ハードなスケジュールをこなして、さすがプロと感心させられます。とは言うものの、自分の出番が無い時は心なしかステージ上でうつらうつらしていたようにも見えましたが・・・。

それでは、また。

from A

p.s. 今度のリサイタルの演奏、ほんの触りでも良いのでmpegムービー等でホームページでアップ出来ませんか?「藤井ファン」の私としては聴きに行けないのが本当に残念なのです。

 

 
 
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