2004年10月4日

藤井眞吾様

いかがお過ごしでしょうか。九州の夏期講習会のレポート楽しく読ませていただきました。今回は福田進一さんが参加されたのですね。20年前、福田さんがヤマハの企画で来仙された時に、私も講習を受けた時の事を思い出しました。当時は藤井さんも福田さんも若手バリバリの時期でしたね。

今回のレポートの写真を見て福田さんの髪の毛に白いものが混じり始めているのを見て、月日の経過に驚いてしまいました。藤井さんは、ホームページの写真を拝見する限りでは、20年前とそんなに変わっていないように見えただけに、余計に驚きです。

藤井さんの作曲されたギターアンサンブル曲もぜひ聴いて見たいです。いずれ何かの機会にCD録音される可能性はあるのでしょうか?それともmp3ファイルのような形でインターネットを通じて聴くことは可能ですか?将来、インターネットを通じてmp3ファイルの有料ダウンロードのような形で、今まであまり知られていなかった作品や演奏が聴けるようになれば素晴らしいと時々思うのですが・・・。

>  20年前のA君のヴァイタリティーは凄かったですね。そしてとても

ありがとうございます。若気の至りといった思い出すと恥ずかしい失敗も多かったですが。でも、我ながらあそこまで頑張れたのも、藤井さんや三浦さんとの出会いによって、そのプロフェッショナルな姿勢に触発されたからであったと思います。当時、教養部の学生で将来の方向が明確に定まらない自分にとって、藤井さんのヴァイタリティーや生き方というのは非常に憧れでした。良い出会いというのは自分に思わぬ力を与えてくれるものだと、今思うと実感します。

あの時の経験は今の自分にとってもとても重要な一部となっていると思います。藤井さん、三浦さんのプロとしての態度は、分野がちがっても今の仕事をする上で非常に参考になりました。化学者というのは企業研究とは違って多分に個人的なものですから、常にプロ意識をもっていないと、すぐ楽な方向(たとえば学内政治)に逃げてしまいがちです。常に自分で新しい物を創り出して行くという気構えは、どんな分野でも同じですね。

実はせっかくこうした良い出会いがありながら、それを長い間蔑ろにしていた自分に後ろめたい気持ちがずっとありました。今回こうして藤井さんからお返事をいただけたことで、自分の中にあった蟠りが多少解けた気がします。長の無沙汰本当に失礼しました。

最近はギターを再開し、ソルの60番の練習曲集から練習しなおしています。本業のほうが忙しいので、なかなかレッスンを受ける時間をとれませんが、あまり焦らずに今度は長くギターを続けて行こうと思います。今後、こちらで面白い音楽情報などを見つけたらまたメールします。長々と書いてしまいましたが、それではまた。

p.s. ForestHillにCDの事コンタクトしてみます。

from A

 

 
 
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