2005年5月26日
A君へ
メール有難う
その演奏会に出演している、Takehata君という日本人は 僕の生徒の「竹形将之」君のお兄さんですね。北海道出身の
若いギタリストです。竹形君はつい先日、山陰ギターコンクールで 第3位、昨年の名古屋のコンクールでは第2位でした。現在、京都の
立命館大学の3年生です。これからの成長が楽しみな生徒の一人です。
ドイツにいるお兄さんには会ったことはありませんが、こうして A君から近況を知らせてもらうと、なんだかとても親近感が湧いて
きます。佐々木先生は僕はなんどかお会いしたことがありますし、 大阪音楽大学で教えていたころには、一度学内コンサートをしていた
だいたこともあります。本当に佐々木先生のところからは、優れた ギタリストが輩出していますよね。中でもトーマスは素晴らしい演奏
家だと思います。
> 「演奏会」=「学会」、「演目」=「研究テーマ」、
> 「演奏」=「発表内容」。思い返すと、昔、藤井さんから受けた
> ギター演奏マナーに関するアドバイスが、こんな所で今の僕の研究
> 発表の際に非常に役立っていて面白いです。
そんな話をしたことがありますかね・・・。 僕は実社会での経験というのがないから、高校、大学、そして大学院での 研究生としての経験、あとはギタリストととして二十数年やって来てるわ
けですが、なかでも大学院時代の経験は、学問としても、そして「ものの 考え方」としても大きく影響しています。きっとそんなところから、安宅君に
話をしたのかもしれません。
> 来週は近くのHeinsbergと言う所でギターフェスティバルが開催されます。
> Roman Viazovskiy、Thomas Mueller-Peringらがコンサートをする予定な
> ので楽しみです。仕事があるのでどれだけ見に行けるかはわかりませんが、
> この辺について次回はレポートしてみたいと思います。それでは、また。
楽しみにしています。 ・
・・ところで相談があります。以前から思っていたことなのですが、A君 からの「ドイツ便り」はとても面白く、僕一人で読んでいるのは勿体無い
気がしていました。もし差し支えなければ、安宅君からのメール、そして 僕からの返信などを、多少編集して、僕のホームページ上で「ATAKA君の
ドイツ便り」として公開してみてはどうかな、と思っているのです。面白い と思うのですが、どうですか? 学生気分に戻って、チョット遊んでみませ
んか?
藤井眞吾
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