2005年1月15日

A君へ

 メール有難う

> はい、ドイツからです。インターネットで年賀はがきのデザインから、

すごいもんですな〜。まるで日本に帰ってきたのかという・・・、出来でしたよ。

> 主催するコンサートがギターファンには壺にはまった良い物ばかりで、京都という > のは素晴らしい所だなぁと思っていたのです。ホームページも素敵で、毎回読むのを
> 楽しみにしています(藤井さんの「りんごのーと」の連載が終わってしまったのは > 残念ですが)。

ご愛読有難うございます! でもあれ、本当大変だったんですよ。いつも演奏会の 間際に原稿書かなければならず。最初は「りんごのおと」のスペースを埋める目的で 書かされていたんですが・・・ とうとうギブアップです。書くネタはいくらでもあるんですが、どうもいつも時期が 悪いんですね。演奏会前というのは・・・。愛読者がいたのでほっとしました。荘村さ んも愛読してくれてましたよ。

マンサーナはもともとチラシとかのデザインの会社で、音楽の企画を始めたのは まだ4年目くらいです。ギター関係の企画とか、海外からの演奏家との連絡は英語 を話したり、メールを書けるスタッフが殆どいないので、僕が代行することもあり ます。まあ、でも「女房」が社長ですので、決定権はあちらにあるわけです。

> そうですか。今年2005年は「日本におけるドイツ年」なのだそうで、
> ドイツ政府が国をあげて日本にドイツ文化を積極的に紹介してゆく事になっ
> ているそうです。きっとドイツの音楽家の招聘には、それなりのサポートあ
> るのでははないかと思います。この機会に、日本とドイツのギタリストの交
> 流が盛んになれば良いですね。

そうなんですよ「日本におけるドイツ年」なのだそうで、というのは京都に 「ドイツ文化センター」というのがあって、そこの印刷物をマンサーナが よくデザインしているので、そのことは聞かされていたのです。

ドイツには トマス・ミュラー・ぺリング という素晴らしいギタリストが いるでしょう?

> ところで、藤井さんの「黒いデカメロン」、ついに手に入れました!最高ですね!!

おお、そうですか、有難うございます。 曲によっては10回くらいテイクしたものとかもあって、かなり苦労 しましたが、音の取り方とかは本当に僕の好き放題にしてくれたので、 かなり自然で「藤井眞吾の音」を感じてもらえるのではないかと思います。 あの録音に使っている楽器は、A君も良く知っている、三浦さんの楽器 ですよ。ところでA君の「三浦」は元気ですか?

> 眞吾さんがおもむろにこの練習曲の多分17番を弾き始めました。

そう? そんなことがあったけカナ? でも嬉しい話です。

> 僕にとっては青春時代の思い出の曲の一つです。

そう感じてくれることは演奏家冥利に尽きる、嬉しい話です。

ではまた、

藤井眞吾

 
 
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